プロ野球 番外編

【巨人の先発3本柱、3人の成績の比較】斎藤雅樹 桑田真澄 槙原寛己

1980年代後半から2000年代後半にかけて、巨人では3人の実力のある先発投手が活躍していました。

この3人の投手は、他球団からも羨ましがられたほどで、いつの間にか、【巨人の3本柱】と呼ばれる程でした。

その3人の投手とは、斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己の高卒3投手です。

3人ともドラフト1位で入団して、150勝以上した実力のある投手です。(斎藤はドラフト外れ1位)

ここであらためて、3人の活躍を、記録を重視して振り返ります。

槙原、斎藤、桑田、3投手の通算成績の比較

槙原寛己 斎藤雅樹 桑田真澄
入団1年目 1982年 1983年 1986年
実働年数(日本) 19年 18年 20年
登板数 463 426 442
先発 334 301 396
完投 113 113 118
完封 35 40 21
無四球 9 18 13
勝利数 159 180 173
敗戦数 128 96 141
勝率 .554 .652 .551
投球回 2485 2375.2 2761.2
打者 10335 9529 11507 
被安打 2240 2040 2641 
被本塁打 243 198  264
奪三振 2111 1707 1980
防御率 3.19 2.77 3.55
自慢の記録 完全試合

日本シリーズMVP

11試合連続完投勝利

2年連続
20勝

開幕戦3年連続完封勝利

ゴールデングラブ賞を投手最多の8回受賞

1試合16奪三振のセ・リーグ記録


あえてかなり違う記録は、斎藤の勝率が2人に比べて高いこと、防御率が1人2点台というところです。

槙原は3人の中で唯一の2000奪三振を達成。通算2111奪三振は、巨人のチーム記録でもあります。

桑田は、通算1980奪三振でもう少しで2000奪三振でした。

3人がクリアしている価値の高い記録

3人がクリアしている記録
400登板
300先発
100完投
150勝
2000投球回
1500奪三振

3人が共通してクリアしている価値の高い記録を、ふっく的にまとめてみました。

上記の項目の中でも、やはり3人が150勝をマークしているのが素晴らしいです。

あとは、防御率のランキングを作ときに対象となる、2000投球回も3人ともクリアしています。

勝利数と投球回数は、積み上げた記録で長く活躍しないとできない記録なので価値は高いです。

あとは、100完投も3人がクリアしています。

3人が獲得した投手タイトル

槙原寛己 斎藤雅樹 桑田真澄
最多勝 0回 5回 0回
最高勝率 0回 3回 1回
最優秀防御率 0回 3回 2回
最多奪三振 1回 1回 1回
最優秀選手
(MVP)
0回 1回 1回
新人王 × ×
沢村栄治賞 0回 3回 1回
ベストナイン 0回 5回 1回
ゴールデングラブ賞 0回 4回 8回

獲得タイトルは、平成の大投手斎藤がダントツです。
桑田も最多勝以外はほとんどのタイトルを1回は獲得している感じです。

槙原は、以外にもタイトルとは無縁でした。

2人が未受賞の新人王を受賞しています。