プロ野球 番外編

プロ野球の奪三振のランキングを調べてみたぞ!!

 

奪三振の魅力と見方

さて、前回のブログで金田投手の勝星について書きましたが、今回は投手の魅力の一つである奪三振について書いてみようと思います。

まず、個人的な意見ですが、投手は何より試合で勝星を挙げることが最優先だということです。いくら試合で三振をたくさん奪っても負けてしまっては意味がありません。

それと、やはり投手のタイプとして、三振を奪っていくタイプと打たせて取るタイプの2つにに分かれると思います。

しかし、打者の魅力がホームランなら投手の魅力は奪三振と考える人も多いと思います。

投手が投げる速い球でどんどん三振を奪っていく様子は、見ていても気持ちが良いです!
(最近の野球はフォーク全盛ですが)

日本のプロ野球では パリーグが1989年から、セリーグが1991年からタイトルとしてあつかわれるようになりました。

あとは、数が増えていく記録は率と違い増えることはあっても減ることは絶対にありません。ということは、沢山投げれば打たせて取るタイプの投手であっても投げた分だけ奪三振は増えていくことになります。

さらには、先発投手と抑え投手を比較すると抑え投手のほうが短いイニングで全力投球できるので奪三振率は高いです。

ここでは、奪三振の数と奪三振率、両方で見ていきたいと思います。

奪三振率ってわからないニャー???
奪三振率とは、投手が1試合(9イニング)投げたと仮定したケースの平均の奪三振のことです!

日本の奪三振王は誰だ?

日本のプロ野球の通算奪三振のランキングを載せます。

順位 投手名 通算奪三振数 通算投球回 通算奪三振率 年間最高
1位 金田正一 4490個 5526.2 7.31 350個
2位 米田哲也 3388個 5130 5.94 268個
3位 小山正明 3159個 4899 5.80 273個
4位 鈴木啓示 3061個 4600.1 5.99 305個
5位 江夏豊 2987個 3196 8.41 401個
6位 梶本隆夫 2945個 4208 6.30 327個
7位 工藤公康 2859個 3336.2 7.71 196個
8位 稲尾和久 2574個 3599 6.44 353個
9位 三浦大輔 2481個 3276 6.82 177個
10位 村田兆治 2363個 3331.1 6.81 230個

 

1位の金田投手から4位の鈴木投手までは通算の勝星の順位通りになっています。
なんといってもやはり金田投手の4490個は2位の米田投手の3388個を1000以上上回っているのは特筆ものです!

金田投手の実働年数は20年なので、単純に20年で割ったとしても平均は224個です。
奪三振率も7.31とほぼ同時期に活躍した米田、小山投手と比べても高いです。

2位の米田投手から4位の鈴木投手の奪三振率は、5個台とそれほど高くないので
沢山投げた結果がランキングの上位に位置する形になっています。

他に特筆する投手は何といっても通算5位の江夏豊投手です。

高卒新人の年から6年連続の奪三振王!2年目のシーズン401個は50年以上たった今でも
破るものはおろかちかずく投手はいません。奪三振率は金田投手を上回るベスト10トップの8.41です。

8位の稲尾和久投手は鉄腕投手として有名ですが、江夏投手が破るまでシーズン353個の記録保持者でした。

7位の工藤投手は実働29年の息の長い投手でした。ベスト10のランキングの中では2番目に高い奪三振率を誇っています。

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年間奪三振ベスト10

順位 投手名 奪三振数 投球回数 奪三振率 年度
江夏豊 401 329 10.97 昭和43年
稲尾和久 353 404 7.86 昭和36年
金田正一 350 400 7.88 昭和30年
江夏豊 340 337.2 9.02 昭和45年
杉浦忠 336 371.1 8.13 昭和34年
稲尾和久 334 373 8.06 昭和33年
梶本隆夫 327 364.1 8.06 昭和31年
稲尾和久 321 402.1 7.17 昭和34年
杉浦忠 317 332.2 8.54 昭和35年
10 金田正一 316 367.1 7.73 昭和31年

トップは昭和43年に江夏投手が記録した401個です。

大リーグでも最高はノーランライアンの383個ですから日米通じて
唯一の400個台いうことになります。奪三振率も10.97とかなり高いです。

タイ記録と新記録を、巨人の王貞治選手から奪っています。
昭和46年のオールスターゲームでパリーグから9連続奪三振という凄い記録も持っています。!(^^)!

他の投手も流石にベスト10に入ってくるだけあり7点未満は1人もいません。
稲尾投手はとにかく投球回数を投げまくり、1人で3度もランキングに入っています。

3位の金田投手は左投最高、5位の杉浦投手は下手投げですから
アンダースローのトップになります。

ほとんどが昭和30年代につくられたのが目に付くニャー!
昭和30年代はまだまだ投手の酷使の時代。

当時のエースは年間300~400イニングを投げた投手も沢山いたので、奪三振も自然に増えていったよ!

近年だと、野茂投手や石井一久投手が高い奪三振率を誇っていましたが
昔の投手ほど投げていないのでベスト10には顔を出していません。

まとめ  奪三振これからの傾向

さて、結論ですが通算、年間記録ともにその時代の大投手や好投手が目につきます。

初めにも書きましたが、投手のタイプには打たせて取るタイプも存在しています。

必ずしも奪三振の少ない投手が好投手ではないとは断言できませんが、奪三振はやはり魅力があるのでタイトルとして扱われるようになって個人的には嬉しく思います。

理由はどうしても勝星だけだと、強いチームにいる投手が有利になってくるので最多勝のタイトルを取るのは困難ですが、仮に試合に負けたとしてもも奪三振の記録は記録に残るからです。

弱いチームの投手でも奪三振のタイトルのチャンスはあります。

これからの傾向として、今は投手にも色んな球種があり落ちる球が全盛なので高い奪三振率を誇る投手はどんどん出てくると思います。

ただ、やはり昔の投手に比べると投球回は少ないのでベスト10に入るのは難しいと思います。
というかまず無理です。

ただ、細く長い野球人生でも20年くらい投げればかなりの奪三振数になるとおもうので
そういう投手にどんどん出てきてほしいと思いまね。