プロ野球選手

日本歴代2位の通算打率.320 ロッテ レロン・リーの成績 

さて、今回も外国人選手を紹介しようと思います。今回は、ロッテオリオンズに11年も在籍し、通算1579安打、通算283本塁打を記録した リー選手です。

リー選手は、初年度から本塁打王と打点王を獲得し、10年間連続して3割を打つなと、長打力と安定性を兼ね揃えた打者でした。

弟のレオン・リーも翌年からロッテに在籍し、リーブラザーズとして日本野球にその実力をみせつけました。

この記事を読んでわかること

〇レロン・リー選手の経歴、年度別成績、通算成績
〇レロン・リー選手の11年間の活躍ぶり

レロン・リーの年度別打撃成績

年度 安打 打率 本塁打 打点 四球
S.52 148 .317 34 109 36
S.53 146 .317 30 88 41
S.54 157 .333 28 95 38
S.55 175 .358 33 90 33
S.56 135 .302 19 71 48
S.57 105 .326 15 60 36
S.58 152 .317 25 82 41
S.59 150 .309 31 88 58
S.60 148 .328 28 94 48
S.61 160 .331 31 94 53
S.62 103 .272 9 41 41
合計 1579 .320 283 912 473

レロン・リーの通算成績

実働 11年
試合 1315
打席 5485
打数 4934
安打 1579
二塁打 220
三塁打 13
本塁打 283
塁打 2674
打点 912
得点 786
盗塁 33
四球 473
三振 690
打率 .320 日本歴代2位(4000打数以上)
出塁率 .382
長打率 .542
最多安打 1回 昭和55年
首位打者 1回 昭和55年
本塁打王 1回 昭和52年
打点王 1回 昭和52年
MVP 0回

初年度から本塁打王と打点王の2冠王

リー選手は大リーグではあまり活躍できませんでした。ラフィーバーという元ロッテオリオンズの助っ人選手が話を持ちかけ、ロッテに昭和52年に入団しました。

リーは、初年度から日本のプロ野球で活躍しました。ロッテオリオンズの3番や4番を打ち、率.317  34本塁打 109打点 で本塁打と打点の二冠王になります。

以後、毎年必ず3割を打ち続けました。規定打席不足だった昭和57年のシーズンも.326を打っており、この年も含めると、引退する昭和62年を除き、10年連続して3割を打っています。

昭和55年には.358を打ち、唯一の首位打者を獲得しました。ただ、この頃は、今と違い、外国人選手への風当たりは強く、チームメイトからの祝福も少なかったと本人は述べています。

勿論、長打力もあり、実働11年で通算283本塁打。30本以上のシーズンが5回。打点も通算912打点。90打点以上のシーズンが5回。台頭してきた落合博満選手とともにロッテのクリーンナップトリオとして、暴れまくりました。

これ程安定した成績を残したら、日本で11年以上も活躍できたのもうなずけますね。

弟のレオンリーもロッテオリオンズに入団

さて、リー選手を語るのに忘れてはならない事があります。それは、リー選手の弟であるレオンも、昭和53年にロッテオリオンズに入団しました。日本のプロ野球で上手くいったリー選手が、誘いをもちかけ連れてきたと伝わっています。

リー選手は大リーグでの実績が多少ありましたが、レオン選手は、大リーグには上がれずマイナーリーグでしかプレーした経験はありませんでした。

しかし、弟のレオン選手も日本のプロ野球で初年度から活躍します。レオン選手については、また後に改めて詳しく書こうと思います。

レオン選手については、兄弟選手の記事で少し触れたのでリンクを貼っておくよ♪よかったらみてね!
兄弟で日本に来日して2人とも活躍するなんて大成功だニャー!

[blogcard url=”https://fuku–blog.com/baseball-player-brothers”]

外国人選手初の1500本安打達成

さて、日本最後の年の昭和62年5月15日、対日本ハム戦で、リー選手は外国人選手初の1500本安打を達成します。

今でこそ、ラミレス選手の2017安打が外国人選手の記録ですが、リー選手が引退した当時は、リー選手の1579安打が記録でした。そればかりではなく、通算283本塁打、912打点も当時の外国人選手のトップでした。

まとめ

日本のプロ野球には今まで沢山の外国人選手がやってきました。期待通りの活躍をした選手や、あまり活躍出来なかった選手も沢山いましたが、そもそも日本で10年以上も在籍すること自体が難しいと思われます。

日本の野球に慣れるのは勿論ですが、他にも日本の生活習慣、日本語など、様々な障害があります。慣れるまで我慢できずに首になってしまった選手も中にはいると思います。

今回紹介したリー選手は、大リーグでは成功しませんでしたが、そのかわりに日本のプロ野球で成功して周囲にその力をみせつけました。

こうしてみると、やはり自分を変えなくても環境を変えるだけで人は活躍できることもあるんだということがわかります。

自分に合った場所で働きたいものですね!