平成25年に、楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が、シーズン2
それでは皆さんは、連敗記録の最高記録は誰で何連敗か知っていま
その投手こそが今回紹介する権藤正利投手になります。
権藤さんは、大洋ホエールズ時代に3シーズンにわたり、28連敗
この記事を読めば、28連敗の詳細と権藤投手の成績がよくわかりますよ♫
竹とんぼで怪我 さらに小児麻痺
権藤正利さんは5歳の頃、竹とんぼを作っているときにナイフで左
このケガによって、権藤投手の最大の武器であるドロップが生まれ
しかし、本人は「この怪我がなければ俺のカーブはもっとキレた」
さらには、小児麻痺にもかかってしまい、一時期は左半身が不随と


15勝12敗でで新人王に輝く
猛練習で知られる柳川商業高校に入学。エースとして活躍します。
卒業後、昭和28年に大洋松竹ロビンスに入団。
得意の縦に落ちるドロップを武器に、15勝12敗、防御率2.7
以後、スタミナはあまりありませんでしたが、大洋の貴重な戦力として昭和38年まで在籍します。2桁勝利を4回記録しました。
3シーズンにまたがり日本記録の28連敗を記録
さて、権藤正利さんといえば、28連敗という不名誉な日本記録を喫したことであまりにも有名です。
この長い長い連敗記録は、昭和30年の7月9日の広島戦からはじ
この日から8連敗。(シーズンの成績は3勝21敗で勝率は.125)
昭和31年には1勝もできずに13連敗。
昭和32年も開幕から6月20日の広島戦まで7連敗。
ようやく7月7日の巨人戦で完封勝利をあげて、この長い長いトン
丸々2年間も登板機会をもらいながら勝てなかった計算になります
試合後は、大洋ホエールズのチームメイトから胴上げをされて祝福

アンソニーヤングが1992年4月14日〜1994年5月1日まで27連敗したのが最高だよ!

大洋ホエールズのリーグ優勝、日本一に貢献
さて、大洋ホエールズは、昭和35年に西鉄ライオンズを3年連続
西鉄ライオンズ時代には、凄い実力をもった選手をどんどん起用し
西鉄時代とは違い、ありとあらゆる作戦や起用方法で1点にこだわ
この年は権藤投手も12勝5敗、4完封、防御率1.42でチーム
2513投球回で通算防御率2.78
権藤さんの通算成績は、719試合に登板して117勝154敗です。
通算防御率は2513回を投げて2.78と中々優秀な成績なのに
やはり長年大洋という弱小チームにいたことが影響していると思わ
(昭和29年〜昭和34年まで何と6年連続最下位)
因みに、阪神タイガース時代の昭和42年には、1.40で最優秀
通算登板数は719で歴代13位、奪三振も通算では1943個で歴代26位と中々のものです。
権藤正利投手の度別投手成績
年度 | 勝利 | 敗戦 | 投球回 | 奪三振 | 防御率 |
昭和28 | 15 | 12 | 220.2 | 170 | 2.77 |
昭和29 | 11 | 20 | 263.1 | 222 | 2.83 |
昭和30 | 3 | 21 | 198 | 161 | 3.73 |
昭和31 | 0 | 13 | 95.1 | 56 | 4.03 |
昭和32 | 12 | 17 | 217 | 184 | 2.74 |
昭和33 | 3 | 11 | 126.2 | 100 | 3.19 |
昭和34 | 0 | 1 | 11 | 4 | 10.64 |
昭和35 | 12 | 5 | 158 | 140 | 1.42 |
昭和36 | 5 | 6 | 94.1 | 76 | 3.22 |
昭和37 | 8 | 6 | 195.2 | 180 | 2.57 |
昭和38 | 1 | 3 | 46.2 | 36 | 4.40 |
昭和39 | 1 | 1 | 43.2 | 36 | 2.25 |
昭和40 | 7 | 6 | 124 | 79 | 2.03 |
昭和41 | 4 | 11 | 136 | 102 | 2.25 |
昭和42 | 9 | 6 | 135 | 107 | 1.40 |
昭和43 | 5 | 4 | 104 | 79 | 2.77 |
昭和44 | 10 | 4 | 123 | 74 | 2.71 |
昭和45 | 6 | 3 | 92.1 | 74 | 2.45 |
昭和46 | 3 | 3 | 61.1 | 38 | 3.98 |
昭和47 | 2 | 0 | 37 | 13 | 2.68 |
昭和48 | 1 | 1 | 30 | 12 | 3.30 |
合計 | 117 | 154 | 2513 | 1943 | 2.78 |
権藤正利投手の通算成績
身長 | 177cm | |
体重 | 60kg | |
利き腕 | 左投げ左打ち | |
守備位置 | 投手 | |
背番号 | ||
所属球団 | 大洋ホエールズ | 東映フライヤーズ・阪神タイガース |
実働 | 21年 | |
登板 | 719 | 13位 |
先発 | 263 | |
完投 | 84 | |
完封 | 20 | |
無四球 | 5 | |
勝利 | 117 | |
敗戦 | 154 | |
勝率 | .432 | |
投球回 | 2513 | |
与四球 | 1019 | |
奪三振 | 1943 | |
防御率 | 2.78 | 24位 |
最多勝 | 0回 | |
最優秀防御率 | 1回 | 昭和42年(1.40) |
最多奪三振 | 0回 | |
最高勝率 | 0回 | |
新人王 | 受賞 | 昭和28年 |
MVP | 0回 | |
沢村賞 | 0回 | |
ベストナイン | 0回 | |
ゴールデングラブ賞 | ー |